Mouse Dictionaryの次期バージョン新機能について

 

この前、こういうものを作りました。

qiita.com

 

で、もともと構想にあった機能を盛り込んだ次期バージョンがほぼ完成しているのですが、けっこういろいろ変更が入っているため、リリース前に試用していただける方を大募集中です。

(試用といっても普通に使っていただき、バグなどあったら報告してもらうだけです)

 →正式リリース版の方に反映しました

chrome.google.com

 

 

JSONデータ対応

「辞書データの形式」にJSONが追加されました。

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たとえばこの英英データ(dictionary.json)をそのままインポートできます(UTF-8 + JSONでインポートしてね)
https://github.com/adambom/dictionary

 

 

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データは手元でTSVなどのシンプルな形態にしてから取り込んもらおうというのがMouse Dictionaryの姿勢です。いろいろに独自形式に対応するのは難しいので。が、この世のテキストデータはJSONで配布されているものも多いので、これだけ追加対応しました。

 

また、Mouse Dictionaryで利用しやすいデータの情報もお待ちしております(英→日データに限らず)

 

選択機能

選択されている部分を引けます。入力項目内でも使えます。

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また、選択している間は表示がロックされるので、そのため小窓の中の単語もひきやすくなります。とくに英英データを使っているときは激便利でしょう。

 

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不規則動詞への(ある程度の)対応

たとえばdealt → dealとか。dealtに合わせると、dealが引けます。

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また、それを含む句動詞(dealt with → deal withとか)が登録されていた場合も、問題なく引けることが特徴です。

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設定

初期サイズや初期位置や色は、マウスポチポチするだけで変更できるようにしました。

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上級者向け設定

こちらはHTMLやJavaScriptの知識が必要になります。

 

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(このテンプレートというのはmustache形式です)

このあたりいろいろ触ってくれる方がいましたらありがたいです。

 

たとえば、overflow: hiddenとなっているところをoverflow:scrollにすると、このようにスクロール可能になりますね。

 

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いろいろと地味な改善

カーソル下テキストをどの順番で引くかの判断がいろいろと改善されているはずです。

 

速度

 と、いろいろな機能追加が入っていますが、マウス動かした後に1フレでテキスト解析と辞書引きと表示処理が完了できる速度は維持しています(1フレというか1ms ~ 4msくらいで完了します)

 

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 そんなわけで、試用していただける方を募集しています。