「個人でゲームとかつくるのに絶対に必要なスキルとかあったら教えてくれませんか?」
みたいな質問をこの前もらったので「管理的な作業」とおこたえました。
これは重要なのはもちろんですが、実装技術と違って
- おろそかにされがち
- やりかたが共有されてない(みんなどうやってるのかさっぱり知らない)
というところが悩ましい点です。
そこで、うちではこうやってますというのを軽く書いてみます。
前提
- メンバーは2〜5人くらい
- ふりーげーむ(締め切りがない)
企画書は作る
個人製作ゲームで企画書をつくるかどうかは人によると思いますが、僕はつくっています。情報共有とか、文書化するうちに考えが洗練されるとか、そういうよく言われる効能もありますが、なにより
「まじめに作りますよ!」
という意思をメンバーさんに表明できる有効な手段だと思うからです。
情報共有用の資料
資料とかをExcel的なもので作ってメールでやり取りしていると、
- 更新するたびに送るのがかなりの手間
- そのうちどれを送ったか送ってないか忘れる
- どれが最新かを管理するのかは受け取る側も大変
などの問題が噴出します。
僕はGoogle Docsを使ってこんな悩みとおさらばしました。後述のスケジュール表なんかもこれで作って公開しています。あとは人数に応じてPukiWikiなどと並行運用すれば、かなりの範囲まで応用がきくのではないかと思います。
スケジュール管理
スケジュールは立てないと永遠に終わらないので立てます。
- 作業をタスクに分解して(イラストなら1枚につき○日、とか)、
- 各人ごとにタスクを積み上げていって、
- 完成予定次期におさまるかどうかを確認
という感じの表を作ります。
とはいえスケジュールはギチギチに管理して進めるんじゃなくて、けっこうゆるーくやってます。イベントで売る訳でもないので、多少遅れても誰も死なないので。諸般の事情で作業が遅延したら、それに合わせてスケジュール表も適宜修正していきます。スケジュール表の更新をサボりすぎると、スケジュールが形骸化してしまうので注意。
あといろいろ
依頼時の予備枠
たとえばイラストの場合だと、最初に「全部で○枚お願いします!」という感じでお願いしても、制作途中で新たに描いて欲しいものが必ずでてきてしまいます。でも「追加のイラストをお願いするかもしれません」みたいにお願いすると、絵師さんから見ての作業量が不確定になってしまい、引き受けづらいことになってします。
そこで、予備枠というものを用意して、
- 「イラスト○枚、予備枠△枚」という感じで依頼
- 追加作業が発生するたびに、予備枠を消費する
みたいにやることが多いです。
システムはそれなりに作ってからメンバー募集する。
基本的に僕の作業量が一番多いので(あたりまえですが)、チーム制作に入るまえに、基礎システムの面倒そうな部分はまず作っておき、実現可能かどうかを確認しておきます。