同人ゲームとフリーゲーム

こちらの記事を読ませていただき、同人ゲームには明るくないフリーゲーム製作者として書いてみる。

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同人ゲーム・フリーゲームという言葉の本来の意味はさておき、ここではおおざっぱに以下のよう区別する。

本来の意味からすればどちらも同人ではあるが、この間には小さくない文化の違いが横たわっていると感じる。同人ゲームと聞いて自分が想像する作品は、しっかりとビジネスライクな感覚を持っているものが多い。納期、チーム製作、パッケージの見せ方、ジャンルの流行、宣伝などがしっかりと意識されている*1。自分にとって「作りたいものを優先させる」という性質は、フリーゲームの方が遥かに強いと感じる。それほどフリーゲームでは好き勝手な作品が、ものすごい長期期間で製作されていて、文化圏の性格はとても内向きだ。

自分が「フリーゲーム」として作っている理由は、責任が発生しない位置から好き勝手に作りたかったからだ。そのあたりは、sam113さんの感覚と似ているのかもしれない。

*1:このあたりの印象は、自分が同人ゲームに明るくないことに起因している可能性も高い。もっと奥深くまですすめば、「フリーゲーム的」な文化もあるのではないかと想像している